人生が終わるとき、どう在りたいか

特に病んでいるわけではない(笑)
どちらかと言うと、前向きに人生を送っていくための大切な考え方だと思う。
1か月前、会社に新入社員が入ってきた。9月からスタートだったのだが、まさかの9月いっぱいで辞めていった。
人生の目的は何か
9月の最終日、新人が社長と面談をすることになり、その場に自分も呼ばれて話を聞くことになった。
簡潔に言うと「給料が安い」とのこと。
そもそも入社前に確認しとくことだろ!という内容だが、グッとこらえた(笑)
そこで質問した。『あなたの人生の目的は何ですか?』
言わば”企業理念”みたいなものを聞きたかった。”個人理念”とでも言っておこうか。
人生において「ゴール設定」はとても大切。どこに向かうべきなのかを教えてくれる”コンパス”のような存在だと思う。
例えば語学を学びたいとして、「半年後の〇月〇日に英検で合格!」と終わりが決まっていた方が何をするか明確になるはず。
人生もそれが必要だと思う。
新人の答えは「いや、考えたこと無かったです。」
まあそうでしょうね、という回答でもあったが納得もした。
全人類の共通点
ほとんどの人が「幸せになりたい」と願っている。(個人的な意見ですが)
それは万人に共通の目的だと思う。
ただ「幸せって何?」と聞くと、多種多様だろう。
「最低限の生活ができれば」「裕福な生活がしたい」「地域に貢献して、誰かの役に立ちたい」
あえて3つ目を入れたが、3つ目を見てどう思ったか?
「うさんくさい」と思う人もいるだろうが、3つ目こそが自分の思う『人生が終わるとき、どう在りたいか』である。
弔辞で何を言われる?
人生の終わりに、葬式で”弔辞”というものが読まれる。
そこで「あなたは、高級な車に乗って、女性ともよく遊び…そういう人生でしたね。」
こんな弔辞を読まれる人生、どうだろうか?
自分の人生の目的は『人生で関わることのできるすべての人を笑顔に、そして勇気を与える』
これもまたうさんくさい内容だが、これを人生のゴールにしている。
新人の話で言うと「裕福な生活がしたい」という幸せって何?の2つ目の内容に近いだろう。
辞職の理由も 給料が安い=好きなものに費用がかけられない そう思ったのではないか。
決してダメなことではないが…はっきり言って人生面白くなさそうだ(笑)
たぶんこのタイプの人は、仕事でも言われたこと以上の仕事はできないタイプだろう。
自分はそのもう一歩先の目標である「地域貢献をして、誰かの役に立ちたい」そう考えている。
3つ目の目的は、「最低限の生活」や「裕福な生活」を兼ね備えた目標である。
上位概念 というものだ。
この2つはどちらも、「金銭」という目先の利益をもとめている。
しかし、3つ目の目的は目先だけでなく「未来のこと」を考えた内容である。
「未来」ために今は何をするのか。「地域」のために何ができるのか。
そういう人に、人は集まる。
やがてファンが増えて、裕福であり、最低限な生活も兼ね備えることができる。
人生の目的が明確になれば、現在やるべきことが明確になる。
時には我慢することも必要だろうし、成果が出ないこともある。
人生の目的、コンパスがあればブレずに進める。
itsukiの日常